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ハヤトウリ  -味わい編-

購入編下ごしらえ編仕上げ編 と延々続きました、ハヤトウリに関するレポート。
今回の 「味わい編」 で、ついに幕引きと あいなります。
(青太字をクリック していただければ、各記事に飛びますよ。)

皆さんにおかれましては、もうお腹いっぱいの事かもしれませんが、
どうぞ最後までおつきあい下さいますよう、よろしくお願いいたします。  (硬っ!




というわけで、さっそく。

・生のものは、青ウリ と似ている。

夏場が旬の 青ウリ は、キュウリやナスのぬか漬けと一緒に、
お皿に盛ってあるイメージが、私の中にはあります。
ハヤトウリ  -味わい編-_a0094526_1474422.jpg皆さんの中にも、食べた事があるとおっしゃるかたが、きっと多いのではないでしょうか。

同じ ウリ科の仲間 なので、当然といえば当然なのですが、
パリパリとしたみずみずしい歯ごたえが、とてもよく似ています。

今回は、「かき醤油 ・ クルミドレッシング」 と、和洋2種類の調味料を、
それぞれ味の仕上げに試してみて、どちらでも OK の結果が出ました。

ハヤトウリ自体の味がそれほど強くないので、
サラダ食材として、色々なドレッシング類の味に対応しそうですよ。






・火を通したものは、冬瓜やズッキーニ に似ている。

皆さんは 冬瓜 を召し上がった事がおありですか?

私はスープやおでんの具材として、食べた事があるのですが、
冬瓜そのものには ほとんど味がなくて、出し汁の味をしっかり含んでくれます。


ハヤトウリ  -味わい編-_a0094526_14124468.jpg今回みそ汁の具にしたハヤトウリも、まさにそんな個性の持ち主でした。
短時間で軟らかく煮えてくれて、調理も楽でしたよ。

調べてみると、夏の旬野菜である 「冬瓜」 には、
体を冷やす作用 があるんだそうです。

でもなぜか、その冬瓜とほとんど同じ味と食感のハヤトウリを、汁物の具にすると、
熱々 のスープを抱き込んで、周りの汁よりも熱く感じるほどでした。

食後に茶わんを洗っている時にも、
体が ポカポカ      と暖かく感じたのは、気のせいだったのかな?





というわけで、ハヤトウリは生でも煮てもおいしかったです。
炒め物にするレシピもあるようですよ。

食材としてとても気に入ったので、またタイミングがあえば、買ってきたいと思います。

皆さんが店頭でハヤトウリを発見された時に、
この記事で見かけた事を、どこかで思い出していただければ、ちょっとうれしいです。(笑)





ハヤトウリ  -味わい編-_a0094526_1519517.gifさて、ここからは エキシビジョン! という事で。
手持ちの残りが徐々に減ってきたハヤトウリ。

みそ汁にする前のお湯を沸騰させる時に、大き目に切って、ゆがいてみました。

中まで軟らかくなったら、お湯から引き上げてザルに取ります。
鉢に盛って、ゆずみそ を添えて、上に生わかめを飾ったのが、下の写真の1品です。


ハヤトウリ  -味わい編-_a0094526_1340099.jpg



これまでの記事中で何度か、「ハヤトウリそのものは、味が強くない。」 と書いたんですが、
ゆでたそのままの物を、あえて何の味付けもしないで食べてみると、野菜本来の甘味がかすかにしました。

これにちょびちょびと、ゆずみそを付けながら頂くと、滋味深くて ほっこりとした味わい でしたよ。


記事を書くにあたって参考に開いたレシピ本の中の 「冬瓜」 に関する1文に、こういう記述がありました。
『味があるような、ないような冬瓜をおいしく感じるのは、大人の証拠かもしれません。』


同じ事はハヤトウリにも言える、と思ったのですが、
「こうしてみると、すっかり ‘大人の味覚’ になったのだなぁ・・」 などと、変なところで感慨にふける  なのでした。 
by fumichoco36 | 2007-11-11 07:33


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