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貴重な一週間でした


祖母の葬儀までの数日間を、短い文章にまとめました。


内容には充分配慮したつもりではありますが、
もしどこか一ヶ所でも不適切な点があったら、恐れ入りますが、
どうぞご一報していただけますよう、よろしくお願いいたします。


心の中だけじゃなくて、形にして残しておきたいという事自体が、
もしかしたらすでに、私の傲慢 (ごうまん) にすぎないのかもしれませんから。



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祖母が昏睡状態だという第一報を受けたのは、先週日曜日の夕方のことでした。


不安な気持ちで過ごすなか、翌日の午後には
残念だが という書き出しで始まる訃報 (ふほう) が、父から再び届きました。

短い文章の中に、察するに余りあるほどの沈痛さがにじみ出ていました。


翌火曜日、通夜。 続く水曜日が葬儀でした。
亡くなった祖母は数えで百歳。 一般的には大往生といわれる年齢でした。



私は両日とも、斎場(さいじょう)まで車で連れて行ってもらったのですが、
普段乗り付けていないため、ひどい車酔いにかかってしまいました。

それに加えて場慣れしていない緊張感と寒さのせいもあったのでしょうか。

すっかり体調を持ち崩してしまい、
青い顔 で会場とトイレの間を往復しながら過ごした2日間でした。
 
アウェイに弱い我が身が、つくづく情けなかったです。 (ここは笑ってやってくださいね。)


この体たらくのせいで、皆にとって ここ一番!という大切な時にもかかわらず、
身近な人たちに余計な気遣いをさせてしまったのが、今回唯一の心残りではありますが、
それはさておき。


20年以上ぶりに会った親戚と話をしたり、
私自身の両親や弟妹たちと同席することを通じて、
じゅうぶんに意義深い時間が過ごせたように思います。



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「自分の命と引き換えに」 などという言い回しがありますが。


亡くなったおばあちゃんが最期に、自らの骨を拾わせてくれることで、

 人生には限りがあるのだ  という事を、私たちに身をもって知らしめ、

だからこそ一日一日を大切に、丁寧に生きていかなければもったいないのだ、
と教えてくれたのではないだろうか。


そう強く感じた、密度の濃い一週間でした。
by fumichoco36 | 2008-02-23 16:50


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